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グッチの歴史
最上の伝統を最上の品質で
グッチといえば、ブランドに興味がない方でも、名前は聞いたことがあるほど知名度の高いブランドです。
バレンシアガ、イヴ・サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、セルジオ・ロッシ、ブシュロン、プーマなど系列会社も名高い会社ばかりで、それらの“グッチ・グループ”の代表会社でした(2011年に系列会社もまとめてPPRグループ所属になり2013年には社名をケリングに変更)
さらに、品質にこだわり今で言う“ブランド”というものを確立したブランドの元祖でもあります。
“グッチ”はイギリス貴族の感性に影響を受けたグッチオ・グッチが祖国のイタリアのフィレンツェで1921年に創業したファッションブランドです。
デザイナーの名前を入れた商品を販売したのも世界で初めてといわれています。
ブランドのロゴを商品に刻印したのもグッチがはじまりですので、まさに“ブランドの元祖”といえるでしょう。
創始者のグッチオが亡くなった後も息子のアルドが継ぎ、香水などを発表してますますブランド力を高め、ブランドといえばグッチといえるほどになっていきました。
しかし、やがて経営をめぐり親族間の争いが勃発し、中でも財産目当てでグッチ一族に近づき会社を乗っ取り、最終的には夫であったマウリツィオをマフィアに依頼し暗殺したパトリツィアの存在もあり、一度は他国へブランドを売ることになり、やがてグッチ一族は経営から離れることになりました。
2004年にグッチはフランスの流通会社であるPPRの傘下になり、結果グッチ・グループはグッチ一家の手を離れることになりました。
その後、2008年にアルドの孫であるグッチオが2008年に新たに会社を作るなど、グッチとグッチ一家は袂を別ったものの、今でも反映を続けています。
ケリング傘下の系列ブランド
バレンシアガ(Balenciaga)
現在海外セレブでもトレンドのブランドです。また、服飾やバッグからは知的で精錬された雰囲気がうかがえ、日本では特に20代から30代くらいのOLに人気がある印象です。
他人と被りたくないけれど質のいいブランドを…という方には特にオススメです。
イヴ・サンローラン(Yves saint Laurent)
クリスチャン・ディオールに見出された20世紀のトップデザイナーであるイヴサン=ローランの興したブランドであり、彼は「モードの帝王」として名を馳せました。アパレル系を展開するイヴ・サンローランとコスメや香水などを中心に展開するイヴ・サンローラン・ボーテと分かれており、いずれもケリング傘下です。
ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)
デザイナーと製作する職人が共に協力しインスピレーションを出し合うという独特なアプローチ方法がとられており、そのおかげで温故知新のデザインが可能となっています。次世代の革皮職人の育成のための学校も作るなど、伝統と革新を織り交ぜたブランドです。
セルジオ・ロッシ(Sergio Rossi)
エレガントで高品質な高級靴のブランドです。もとは靴職人であるセルジオ・ロッシが興したブランドで、1999年にグッチ・グループに参入し、2011年にPPRグループ(現ケリング)傘下のブランドになりました。
紳士靴から婦人靴まで、靴のブランドならまずセルジオ・ロッシです。
ブシュロン(Boucheron)
ハイジュエリーなど貴金属や高級宝飾品の分野で主に展開しているブランドですが、香水や時計なども取り扱っています。ブシュロンのデザインモチーフは時代を反映したものから自然のものまで様々で革新的です。デザイン力と技術力の両立した高品質な貴金属ジュエリーのため一生に一度ブライダル用として購入する方も多いです。
プーマ(PUMA)
誰しもが一度は身に着けたことがあるのではないかというほどメジャーなスポーツ用品のブランドです。技術力とファッション性の高さからスポーツ選手に限らず、日常的に愛用している方も多いです。
日本でのプーマは全国高校サッカー選手権大会の協賛をしていることでも有名です。
