貴金属とメッキ
貴金属なのか、メッキなのか
一見銀食器に見えるスプーンやフォーク、金細工に見える指輪、実は中身は他の貴金属や卑金属で外のメッキ加工されたの部分のみ、貴金属である物もあります。
外のメッキ部分は本物の貴金属・金や銀なわけですから、パッと見分からないことも多いです。
しかし、実は貴金属かメッキ加工された物なのか、よく見ると分かるものもあります。
刻印の有無
刻印の有無を確認しましょう。
特にアメリカなどの海外で作られたものでしたら、刻印がなければメッキを疑ってもいいでしょう。
貴金属のアクセサリーに刻印があるのは、いわば品質保証のようなものなので、まずは刻印の確認です。
ただし、物によっては読めないようなかなり小さい刻印の場合もありますので、パッと見つからないからといってメッキだと決め付けてはいけません。
刻印の表記
さて刻印が見つかったことだけでは「本物だ!」と断言することは残念ながらできません。
K18と刻印されていれば、それは18金だという意味ですが、K18GPやK18FPと合った場合はメッキ加工されているということです。
中身の貴金属の種類は見た目では判別できませんが、GP(Gold Plated)=金メッキ、PP(Platinum Plated)=プラチナメッキ、GF(Gold Filled)=金張り などを表しています。
その他にもメッキ加工したという表記はありますので、刻印の後ろに何かしらアルファベットがある場合、本物かどうか不安な場合はお近くのドロッグス店舗、もしくは査定サービスやお電話などでご連絡ください。
磁石で確認
一般的に言われているのは磁石でくっつくか、つかないかです。
磁石につけばメッキ、つかなければ貴金属と判断します。
家庭用の物ではなく、専用のかなり強めの業務用磁石を使わなければ、反応しない場合もあります。
さらに、メインは貴金属で作られているけれど、留め具などの金具部分のみメッキや別の金属で作られている場合も多いので、一箇所ではなくできる限り全体的に注意深くチェックする必要があります。⇒道具の詳細
比重計を使う
こちらは、個人のお客様では難しいですが、買取店にある体積や密度などからどのような貴金属かどうかを調べる機械である比重計を使います。
簡単な重量計で測り切れない場合などは、こちらで確認します。
先の磁石や刻印で調べた上でさらに比重計を使えば、本物か偽物かは粗方判明いたします。
査定だけでもOKですので、お気軽にドロッグスへご連絡ください。⇒道具の詳細
硝酸を使う
これもなかなか個人のお客様では難しいですが、硝酸と試金石などを使ってその金属が溶けるか溶けないかで貴金属を判断することもできます。
ただし、“溶かす”わけですから、万が一メッキ加工だった場合、メッキが剥がれたり溶けたりしてしまいます。
本物の金やプラチナなど貴金属でなくても、思い入れのあるアクセサリーなどもございます。
ドロッグスがこちらの方法で査定する場合は、当然のことながらお客さまの許可をとってすることになります。 ⇒道具の詳細