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ルイ・ヴィトンの歴史

日本人に最も身近なハイブランド

もとは、ブランド名にもなったルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)が 1854年に創始したファッションブランドです。
本社はフランスのパリにありますが、日本では財布やバッグなど年代も幅広く多くの方が所持しているもっとも身近なブランドと言えるのではないでしょうか。
ヴィトン社は世界初の旅行鞄(トランク)専門店として1854年に創業。
万国博覧会にて世界的な評判を得たことにより、当時のロシアやスペインなどの各国の王族からトランクの注文を受けるなど箔がつき、ヴィトンの知名度やブランド評価は一気に上がりました。
しかし、製造方法がコピーしやすい工程だったこともあり、それに伴い粗悪なコピー品が出回ってしまいます。
もちろん、ルイは使用する布地を変更するなどして対策を講じますが、すぐにコピー品ができるというイタチごっこ。
それは現代にもいえることですが、優れたものや有名なものには、おこぼれをあずかろうと悪徳な業者も追随するものです。
しかし、そんなことにも負けず「ルイ・ヴィトン」ブランドはさらに拡大し世界中でも有名なブランドへと成長していきました。
1892年、ルイが亡くなった後はその息子であるジョルジュが全権を握り、その後ヴィトンのトレードマークになる、ダミエやモノグラムなどの模様を数々考案していきます。
次々実績をつくり、世界進出し続けるルイ・ヴィトンが日本へ上陸したのは1978年東京と大阪。
さらに1981年には直営店が東京の銀座にオープンし、その後も日本へ深く根付いていきました。
そして鞄だけでなく、ファッションやアパレル界にも進出し、今も快進撃を続けています。
2004年に創立150周年を迎えた「ルイ・ヴィトン」は欧州では老舗のひとつとして今後も歴史を刻んでいくことでしょう。

ルイ・ヴィトンの代表的な柄

モノグラム

1896年に発表されたルイ・ヴィトンといえばこの柄といっても過言ではないほど、代表的な柄です。もっとも人々の目に“ルイ・ヴィトン”製品として認識されているのではないでしょうか。
また、ヴィトンのモノグラム柄はシンプルの中にある日本の家紋に影響されているとも言われています。日本としても世界有数のハイブランドにリスペクトされていたとしたら名誉なことかもしれません。

ダミエ

馴染み深い市松模様のダミエ柄です。
実はモノグラム柄よりも歴史は古いが、簡単なチェック柄に近く、当初は模倣されやすく、コピー品が出回ってしまったため、長年に渡り、生産中心になっていました。近年、技術も上がり模倣しにくくなって再び日の目をみることになりました。
茶系のダミエ柄を“エベヌ”といいますが、だいたいは単に“ダミエ”と呼ばれます。

ダミエアズール

灰色と白の市松模様のダミエ柄を“アズール”と呼びます。
比較的新しいダミエで、2006年に発表されました。
その涼しげな爽やかさから春夏用に購入される方が多いように感じます。
もちろん、ヴィトン製品は基本的にオールシーズンOKなデザインですので、常に持ち歩いている方も大勢いらっしゃいます。

ダミエグラフィット

黒色をベースとした市松模様のダミエ柄を“グラフィット”と呼びます。
色合いから漂う高級感やしっかりとした手触りの皮から感じられる非常にクールなデザインとなっており、同じダミエ柄でもアズールと受ける印象がまったく違うところがダミエデザインのすばらしいところです。色合いからも男性人気の高い柄です。
アズール同様比較的新しい柄ですが、すっかり人気のラインナップ入りしております。